ハドロノックス考察
いまだに柚にCVが付かないので生存報告も兼ねてhearthstoneの新弾のドルイドレジェンドのハドロノックスについて軽く書き残しておく。
ハドロノックス
ンゾス方式で挑発を並べられるミニオン。
しかし、ンゾスとの違いが3つある。
・雄叫びではなく断末魔
雄叫びは即時に発動するが、断末魔ではタイムラグがある。しかも、ヘルス寄りのステータスなのですぐに死ねない。挑発持ちは必要な場面で生死を分ける大事な存在なので、そのタイムラグは命取りだ。また、その間に退化や動物変身、ティンクマスター・オーバースパークで処理されてしまうと目も当てられない。効果を発動する信頼性という点で雄叫びのほうが優秀と言えるだろう
断末魔の利点を活かし、乱闘や破滅のような全体除去と合わせたいところだが、残念ながらドルイドにそのようなものはない。あって中立のデスウィングだ。
また条件さえ整えば断末魔としてはカードパワー最強と言えるので、バーンズでコピーを出せればおいしいかと思うが、ンゾスの時と違いただの挑発のコピーを出してもおいしくないため、採用するには構築を練る必要があるだろう。
またタルダラス公爵も弱いコピーを作れる点では面白いが、ストーンヒルの守護者とタール・クリーパーを採用しないのはもったいないので採用はないだろう。
挑発を大量に採用する、乱闘を有している、ということからクエストウォリアーでの活躍を期待したかったが、残念ながらハドロノックスはドルイド専用カードだ。
・復活するのは断末魔ミニオンではなく挑発ミニオン
簡単に言えば、全体除去に弱い。
断末魔ミニオンは武器を残したりミニオンを残したりできるが、挑発ミニオンは何も残してくれない。ンゾスにしろ、ハドロノックスにしろ、全体除去は受けたくないのは同じだが、実際に受けたときの損害の差が激しい。
また断末魔ミニオンはどちらかというと場に出てからが強いが、挑発ミニオンはストーンヒルの守護者や始祖ドレイクといった雄叫び持ちが目に付く。
・獣属性である
マイエクスナ先輩と同じで獣属性が付いている。(よく見たらステータスも似ている)
ドルイドの獣シナジーは多々あるが、この獣属性を一番うまく使えるのはたぶん中立のキュレーターであろう。キュレーターは獣をサーチでき、ハドロノックスはキュレーターを復活できる。獣の採用枚数をハドロノックスの1枚のみとすれば確定サーチとなる。シェルシフターと爪のドルイドはデッキ内では獣ではないため、確定サーチもそこまで難しいことではないかもしれない。
キュレーターはクエストウォリアーでわかる通り、始祖ドレイクのおかげもあってなかなかのパワーカードではある。全体除去であるデスウィングを採用することもありかと思われる
他の獣シナジーでは動物園の監視員もありだろう。爪のドルイドを複製すれば挑発をかさましでき、ハドロノックスを複製できれば強いことはわざわざ言わないでもわかるだろう。(ヘルス寄りのステータスかつ自ら割りたくない効果を持っているため、複製すること自体は難しくないかもしれない。それを見越したカードデザインなのかもしれない)
ところでハドロノックスは、自身の雄叫びによって挑発に変身した爪のドルイドを復活させ、自身の雄叫びで挑発を得た戦の古代樹を復活させないだろう。
前者は変身することで別のミニオンになり、後者はあくまでも能力を書き足したに過ぎないからだ。能力を書き足すと復活しないことはンゾスでの祖霊の導きや魂の残響で確認できる。
ンゾスとの比較を書いたが、スタンのデッキ案も2つ書いておこう。いわゆるガチプレイヤーでもデッキビルダーでもないのでファンデッキ的思考となっているが。
一つは動物園の監視員とのシナジーを活かした獣ドルイドの対コントロール切り札としての採用。獣ドルイド自体は現環境ではあまり姿が見られないデッキであったが、追加カードとそれによる環境変化次第では戦えるデッキになると思う。あくまでもミニオンでの盤面レースを挑むのでシャーマンが減るとやりやすそうではある。
もう一つはンゾスでハドロノックスが復活することを活かした遅めのデッキだ。そうなると断末魔と挑発を両立したミニオンが欲しくなるところだが、現状では涜れしものか蝕まれしトーレンという並べるには微妙なカードになっている。ヘドロゲッパー並みとは言わないが、トーレンよりかは強い挑発断末魔持ちのミニオンに期待したいところである。バーンズと合わせて使うならこっちだろうか。
現環境ではンゾスもティリオンを復活させるために採用される程度の活躍しか見られないため、それよりも使いにくいハドロノックスは環境で活躍は厳しいかもしれない。
ドルイドは未だに闇落ちしたマルフュリオン君のヒーローカードも公開されていないので、まだまだ期待して動向を見守りたい。